イン子のユメキロク

ユメの中の摩訶不思議な世界のキロクです。

スクランブルエッグ

9月17日のユメ

 

ムスメが、好きな男の子に

スクランブルエッグを作っている。

大量の卵を、フライパンの中でぐるぐる。

ムスメが混ぜている卵は様々な大きさに

丸く分かれていく。

 

いつのまにか側にいたおばあちゃんが

  あのカタチにしていくのは

  できそうでなかなかできないんだよ

と、言っている。

 

ムスメはフワフワ出来立てのスクランブルエッグを、透明なコップ状の入れ物に入れていく。

 

おばあちゃんが

  これをいれたら、もっと美味しくなるよ

と、シャンパンゴールド色の液体を卵の上からかけた。

卵は一つ一つのカタチがよりはっきりと、綺麗なマルにくるっとまとまり、キラキラなソースのなかで浮いている。

 

ありがとう。とムスメは蓋をして

胸にかかえて、好きな人へ届けに行った。